2009年12月12日土曜日

工場見学レポート②











さあ今夜は工場見学レポートの第2段です。
昨日とは違った視点で報告いたします。

ホンダの鈴鹿工場では1日生産最高1650台まで造れます。
NO1ラインでは550台、NO3ラインでは1100台がフル可動した時。
しかし、リーマンショックの後かなり冷え込み、
昨日も「現在550台生産しています」と言っていました。

特徴はエンジンから完成車までを一貫システムで生産しているところ!
輸送コストがかからないメリットに加え、多機種生産に必要なフレキシビリティな
対応と高品質な管理ができる合理的な生産体制です!

直線に並んだ生産ラインでは、見学していても生産のリードタイムが
すごく短縮されているのがわかりました。

また、ホンダの工場内のスタッフの方は18キロ以上の物は
手で運ぶ必要がないようになっていました。
これは、流れ作業の時に身体に負荷がかからないようになっているらしい。

とはいっても、全てロボットが作業をするのではありませんから、
工場に入るといろいろな工夫がされていいるのに気づきます。

創業者の本田総一郎さんは、工場で働く人の作業着をわざと白色にされたそうです。
理由は、作業着が汚れる作業の動きには、無理や無駄がある!
だからわざとに白い作業着にしてそれがわかるようにして改善していくのだと。

従業員の中からも年間5000件を超える作業の改善アイディアがでるらしく、
その改善可能なものはすぐにとりかかるらしい!
みんなの意気でホンダは大きくなったんですネ。

工場正面の池には「3人の像が無限のリング」を持ち上げていました。
これはアイディアの泉と言うものらしいです。
現在のホンダの躍進があるのも、この精神があるからなのでしょう!

ようするに、
「頭を使え!」という事です。